「サルでもわかる造影理論講座」
- 薬物動態解析による解説と臨床応用 -

福井大学  山口 功

現在、認知されつつある造影理論は、薬学の考え方(薬物動態)を導入すれば理解するのに苦労することはない。静脈注射によって投与された造影剤がどこのスペースに広がるのか、また、そのスペース内の造影剤濃度が時間とともにどのように変化するのかを考えることで容易に理解できる。そのキーワードは、分布容積、濃度の定常状態であり、その理解を進めるために今回の講演ではシミュレーションによるデモンストレーションを行ってみた。不十分な説明を補うために添付資料を参考に復習をしていただければ幸いである